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玄関扉には引き戸とはいわれる種類の扉があります。
一般的な扉は引っ張る事で開ける事ができる開き戸がありますが、引き戸はその名の通り引く(スライド)事で扉を開ける事ができます。
引き戸に使用されている鍵は普通のシリンダータイプではなく戸先錠や召し合わせ錠といった専用の鍵を使用しています。
今回の記事では引き戸に使用されている鍵、戸先錠や召し合わせ錠の交換方法や交換に掛かる費用や相場などをご案内していきます!
引き戸には2種類の鍵が使用されており、「戸先錠」と「召し合わせ錠」があります。
戸先錠は引き戸の端部分に付いている鍵の事で、召し合わせ錠は引き戸の真ん中にある鍵の事を言います。
戸先錠と召し合わせ錠は仕組みが違うのですが、どの様に違うのかを簡単にご説明します。
戸先錠は「鎌錠」とも呼ばれる鍵で、1枚の扉に対して取り付ける事が可能です。
鎌錠と言われる事もあり、戸先錠は鍵を回すと扉の側面(錠ケース)から鎌状の鍵が縁部分の受け(ストライク)に引っ掛かる様な仕組みになっております。
通常の玄関扉に使用されているタイプは錠ケースからデッドボルトが飛び出るだけですが、引き戸の場合はデッドボルトの部分が鎌状になっているのが特徴的です。
召し合わせ錠は別名「引き違い錠」とも呼び、扉が2枚ある場合に使用される鍵で、2枚の扉の真ん中に取り付けられています。
施錠を行うと片方の扉からもう片方の扉に鎌状の鍵が掛かる仕組みになっています。
2枚の扉が存在する事で成り立つ鍵ですので、普通の扉(開き扉)や鍵(戸先錠)に比べると扉の位置ズレや歪みなどで鍵が掛かりづらくなりやすいです。
古い鍵を使用されている場合は防犯性の低い鍵が付いている可能性が高いので交換推奨となります!
引き戸に使用される鍵では「刻みキー」と「ディンプルキー」の2種類が多く、長くお住まいになられていて鍵を替えた事がないといった場合は防犯性が非常に低い鍵が付いている可能性が高く、すぐにでも交換を検討した方がいいと言えます。
ディンプルキーが付いている場合には鍵の調子や年数を確認し、不調であったり10年近く使用しているなどの場合は交換を考えてもいい頃合いになります。
刻みキーやディンプルキーの特徴を簡単にご案内します。
刻みキーとは子鍵(手に持つ方の鍵)の片面や両面がギザギザしたタイプの鍵の事を言います。
ギザギザした鍵なので「刻みキー」という名が付いております。
最近では防犯性の高い鍵の普及が増え、最初から防犯性の高い鍵「ディンプルキー」が付いた建物も増えておりますが、築年数が長い家には防犯性が低いとして現在では廃番となっている「ディスクシリンダー」やディスクシリンダーの構造が改良され防犯性が高くなった「U9シリンダー」が付いております。
一昔前まで使用されていた刻みキーは防犯性が低いとしていましたが、各メーカーの技術力向上に伴い現在販売されている刻みキーは防犯性が高くなっています。
刻みキーはディンプルキーよりも安価で手に入る為、鍵の交換時や集合住宅などでよく使用される鍵になります。
ディンプルキーとは子鍵の表面に窪みがあるタイプの鍵の事を言います。
窪みは子鍵の両面にあり、ディンプルは窪みを英語で表記したもので、「ディンプルキー(窪みのある鍵)」という意味になっています。
刻みキーの場合は子鍵を差し込む際の鍵の向きが決まっており、片側の向きでしか鍵を差し込む事ができませんがディンプルキーの場合は子鍵の両側に同じ形の窪みが掘られており鍵の向きを気にせず差し込む事ができるといった特徴があります。
刻みキーに比べ費用は掛かってしまいますが、防犯性や使いやすさは刻みキーよりも優れており人気な鍵となっています。
引き戸の鍵を交換するタイミングは主に引越しや鍵自体に不具合が起きた時、防犯面が気になる場合などがあります。
引越し先の家の鍵が引き戸の場合はまず以前まで引越し先の家に住んでいた方が使用していた鍵のままではないかと鍵の種類を確認しましょう。
前任者が使用していた鍵であれば万が一鍵を複製していた場合には合鍵でご自宅内に侵入する事ができてしまうので危険です。
又、築年数の長い建物などには古い鍵が取り付けられている事が多く、引き戸には「く」の字の様な鍵穴の形をしている「ディスクシリンダー」が付いている事があります。
ディスクシリンダーは防犯性の低い鍵として有名ですので、ディスクシリンダーが付いている場合はすぐに鍵の交換を行いましょう。
鍵の不具合を感じる際はまずどんな不具合が起きているかによって交換や修理が必要となります。
長い年数使用している事による経年劣化や故障は勿論交換推奨となりますし、引き違い錠の位置ズレや汚れによる鍵の掛かりづらさ・使いづらさを感じる様であれば修理で改善する事も可能です。
交換のタイミングは様々ですが、交換する場合はなるべくお客様のご希望に寄り添ってくれる鍵屋さんを選びましょう!
【鍵猫】ではお客様第一を心掛けておりますので、鍵の交換時も是非当社までご連絡下さい。
引き戸の鍵の交換を行うのは機械では無く人ですので、当然お客様自身で交換する事が可能です。
しかしシリンダータイプや戸先錠などと違い、召し合わせ錠の場合は取り付け方が少しシビアで鍵にあまり詳しくない人が取り付けてしまうと鍵が使いづらくなったり鍵が開かなくなってしまう事があります。
実際にお客様自身で取り付けを行ったが取り付け後すぐに鍵が閉められなくなったなどでご依頼を受けた事もあります。
シリンダーや戸先錠では1枚の扉に取り付けるだけですので、そこまで難しくありません。
ですが召し合わせ錠は2枚の扉を使用し、外側と内側の鍵がしっかり平行になる様に取り付けなくてはいけないのでとても難易度が上がります。
扉の状態やお客様の使い方などを把握していないと鍵屋さんでも取り付けをミスしてしまう場合があります。
ご自身でもし取り付けを行う場合は内側と外側に取り付ける召し合わせ錠がしっかり平行になる様に調整を行い、何度も動作確認を行う事が大切です。
心配であればご自身で無理に取り付けようとはせず、お近くの鍵屋さんや【鍵猫】に交換のご依頼をしましょう。
【鍵猫】にご依頼いただければお客様が1番使いやすい状態で交換を行い、スムーズに鍵の動作が行えるまで何度も修正し作業を行いますのでお客様からの信頼度も高く評価されています。
ご自身での交換が難しいと感じた場合は是非【鍵猫】をお頼り下さい。
実際に行った引き戸の鍵交換の事例をご紹介します。
長い間使用していた玄関の鍵がスムーズに鍵を回す事ができなくなり、とても使いづらいとの事で玄関の鍵交換のご依頼を下さいました。
玄関に付いている鍵は召し合わせ錠の刻みキーで、鍵を差し込んだ際に鍵を押し込みながら回すタイプの鍵になっており、お客様自信、鍵の調子が悪くなる前から使いづらいと思っていた様です。
お客様からは「ディンプルキー」に交換したいとご希望をいただきましたので、【MIWA】の召し合わせ錠のディンプルキーをご案内させていただき交換させていただく事となりました。
交換後、お客様に動作確認をしていただくと「とても使いやすいです‼︎滑らかに鍵も差さるし押し込まなくていいのがとても楽です‼︎」とご満足いただく事ができたご様子でした。
作業後には「ありがとうございます‼︎すぐに交換してもらえて助かりました‼︎」とお礼の言葉をいただく事ができました!
引き戸の鍵を交換する場合はまず扉に付いている鍵の規格を図り、鍵の種類を確認しましょう。
鍵の大きさや幅が合わないと当然取り付ける事ができませんので、必ず調べる必要があります。
又、どのタイプの鍵かもしっかり理解しましょう。
引き戸では冒頭でもご紹介した通り「戸先錠」と「召し合わせ錠」の2種類がありますので、どちらの種類の鍵かを知っておく必要があります。
そして最後に鍵の種類になりますが、「刻みキー」か「ディンプルキー」かになります。
刻みキーはディンプルキーに比べ安価で取り付ける事ができる為選ばれやすいですが、防犯面を意識される方であれば必ずディンプルキーを選ぶ様にしましょう。
ディンプルキーは防犯性も高いですし、鍵の向きを気にせず鍵穴に鍵を差し込む事ができるリバーシブルタイプとなっておりますので使いやすさもピカイチです。
予算に余裕がある様であればディンプルキーがオススメです。
交換方法は戸先錠の場合、扉の内側と外側に付いている鍵と扉側面に付いている錠ケースを取り外す事で新しい鍵を取り付ける事ができます。
召し合わせ錠は室内側の扉の外側と内側に付いている鍵を外し、室外側の扉の外側と内側に付いている鍵を取り外す事で交換する事ができます。
鍵の交換方法を詳しくご案内している記事がありますのでご自身で交換する場合は是非参考にしてみて下さい。
ご自身での鍵の取り付けができなかったり難しい場合には鍵屋さんを呼び交換してもらいましょう。
引き戸の鍵交換では作業費と部品代が掛かってきます。
引き戸の鍵交換では戸先錠と召し合わせ錠のの2種類がありますが、基本的には召し合わせ錠と戸先錠はセットになっている事が多いです。
引き戸の鍵を交換する場合に掛かる費用は1箇所あたりおおよそ作業費¥1,6500〜+部品代5,500〜となっております。
他社の鍵屋さんによっては取り付けと別で位置の調整費などが掛かる事がありますが、【鍵猫】では位置調整や修正など全ていれた作業費となっておりますので、ご安心下さい。
作業前に作業費+部品代をお伝えしますので、ご納得いただけない場合や不満を感じる場合は無理に作業を行いませんので遠慮なくお申し付け下さい。