自動車インロック解錠の方法と費用と相場をご紹介！

まずインロックしてしまったらスペアキーの有無を確認しましょう。

スペアキーがあればスペアキーで解錠が可能ですので一番手早く解決できる方法となります。

スペアキーがもし無い（あるいはスペアキーで解錠できない）様であれば、鍵屋さんやJAF（ロードサービス）に解錠依頼をしましょう。

JAFへ依頼される場合、会員の方であれば無料で解錠を行っていただけますが、非会員の方の場合費用が少し高く、ロードサービスの混雑時には会員の方が優先となってしまう為、駆けつけまでかなりお時間が掛かるケースがあり、場合によっては断られてしまう事もあります。

非会員の方であれば鍵屋さんに依頼するのが一番効率的でしょう。

近くの鍵屋さんに連絡し、自動車情報やインロックの内容、現在地をお伝えする事ですぐに鍵屋さんが駆けつけてくれます。

ご連絡時にインロックの内容や自動車情報を伝える事で鍵屋さんが解錠方法を選び、おおよその解錠費用が分かります。

費用が心配な方はご連絡時に相談しましょう。

もし、車内に子供など人が閉じ込められている場合には命に関わる問題となってきますので119番に連絡を行い、事情を説明し救急隊に助けてもらうのが好ましいです。

インロック時は焦らず冷静に対処しましょう。

自動車の解錠では「ピッキング解錠」と「ヘルパー解錠」の2種類の解錠方法が存在し、自動車の状態によって解錠方法が異なってきます。

どんな解錠方法で解錠を行うのか2種類の解錠方法に分けてご説明します。

ピッキング解錠はピッキングツールなどを使用して鍵穴から解錠を行う事を言います。

鍵穴の中にあるピンの高さを揃える事で解錠を行う事ができます。

車種によって鍵穴の中にあるピンの数が異なり、ピンの数が多い程ピッキングの難易度が上がります。

基本的にはピッキングにて解錠は可能ですが、場合によってはピッキングで開ける事ができない事があります。

車種によりますが「バッテリー切れ」になります。

バッテリーが切れていると車の電気が使用できない為、外側から鍵を回しても電気が通っていないので反応せず扉を開ける事ができません。

なのでバッテリー切れの場合はピッキング解錠を行いません。

ピッキング解錠を行わずどうやって解錠を行うのかというと、次に紹介している解錠方法を行います。

ヘルパー解錠は車と扉の隙間にエアークッションなどを差し込み車と扉の隙間を広げていき、工具を隙間から入れ扉の内側にある鍵を直接操作して解錠を行う事を言います。

ピッキングが行えない場合は窓が開いていないかなど見させていただき、窓が開いている様であれば窓から工具を入れ内側にある鍵を操作しての解錠を行ったりしますが、ほとんど窓が開いている事がありません。

自動車解錠の最終手段としてこのヘルパー解錠をさせていただく事がございます。

ヘルパー解錠では車と扉の間に隙間を作る為にエアークッションなどを直接挟み込みますので、扉周りなどに多少の傷などがついてしまう事があります。

もし、絶対に車に傷をつけたくないといった方の場合にはヘルパー解錠を行う事ができません。

ヘルパー解錠を行う際は事前にご説明をさせていただきますが、なるべく傷がつかない様に作業はさせていただきますが、少し傷がついてしまうかもしれない可能性がある事をご了承ください。

自動車解錠に掛かる費用についてですが鍵の種類はもちろんの事、国産車か外国車かで解錠費用は異なってきます。

国産車で鍵がギザギザしたタイプ（刻みキー）の場合に掛かる費用は1箇所あたり￥8,800〜16,500程となっております。

ピンの数によって費用が前後します。

国産車で鍵が波模様のタイプ（ウェーブキー）の場合に掛かる費用は1箇所あたり￥16,500程となります。

ウェーブキーは防犯性能の高い鍵ですのでピッキングの難易度も高く、刻みキーに比べ費用が高くなります。

外国車の場合に掛かる解錠費用は１箇所あたり￥16,500〜22,000程になります。

外国車の場合はイモビライザーやスマートキーを搭載している事が多く、使用されている部品も特殊で高いセキュリティシステムを搭載していますので専用の機器を使用したり専門的な技術が必要となります。

その為、外国車の場合は国産車に比べると費用は高くなりがちです。

インロックしない為の対処法としては大きく3つご紹介します！

1つは車内に鍵を置かない事です。

これは一番インロックのお問い合わせで一番多いケースで、荷物などを車内から運び終わった後や少しだけ外に出る時に鍵を置いたままにして扉を閉めてしまい、車に戻った時には鍵が掛かっていて開けられないなんて事がほとんどです。

鍵を車内に置く癖をやめ、鍵を身に付けたりリモコンキーなどで外に出てから施錠の操作をする癖を付けましょう。

そうる事でインロックする可能性はグンと下がります。

2つ目は扉を閉める前に鍵の確認をする事です。

鍵を車内に置いてしまう方は必ず車内から降りる際に鍵の確認を行う様にしましょう。

鍵を置いたまま扉を一度でも閉めてしまうとすぐに鍵が掛かってしまう事も稀にありますので、外出時の忘れ物の確認を行う様に車内から降りる際は鍵の確認を必ず行う様に心掛けましょう。

3つ目は車内の鍵をロックした状態での扉を閉めない事です。

車内の鍵をロックした状態で扉を閉める（内側ロック閉め）方も多く、鍵を車内に置いた状態で内側ロック閉めをうっかりしてしまい開けられなくなったという例もあり、もちろん鍵は車内にあるのが分かっているので鍵屋さんやロードサービスに解錠依頼をするしかありません。

普段から内側ロック閉めを行なっている方は今すぐにでも鍵を使用して外側から施錠する様にしましょう。

上記3つの点以外にリモコンキーを使用している方は普段から気にしてほしい点がもう1つございます。

それは「リモコンキーの電池切れ」です。

リモコンキーの電池が少なくなると鍵の開閉がしづらくなったりします。

最終的に電池がなくなると鍵の操作やエンジンが掛からなくなったりしますので、リモコンキーの電池の残量は常に気にする様にしましょう。

少しでもリモコンキーの操作がしづらくなったら電池の残量が少ない可能性がありますので、電池の交換を行う様にして下さい。

インロックしてしまったら焦らずまずは冷静になりましょう。

焦って自力でどうにか鍵を開けようと針金などを使用して鍵穴をいじってしまうと鍵穴の中が傷つき、鍵穴の中の構造が正常ではなくなってしまい鍵屋さんなどが出張しても開けられなくなってしまう可能性があります。

昨今の車には高性能の鍵が使用されている事も多いので、万が一鍵穴の中が傷つき使用できなくなってしまった場合には損害も大きくなってしまいます。

又、稀に窓ガラスを割って無理やり開ける方もいらっしゃいますが、この方法は危険ですし窓を割ってしまうと高い修理費が必要となりお客様自身が苦しい思いをしてしまいますので窓を割るのはやめましょう。

ですが、車内に小さいお子さんや人が閉じ込められている場合は命に関わる緊急事態となりますので救出を最優先とし、窓を割っての解錠も必要となります。

しかしご自身で窓を割るのは危険ですのですぐに119番や110番に連絡し、事情を説明して救助を仰ぎましょう。

ご自宅や付近でのインロックが起きてしまった場合はスペアキーの有無を確認し、スペアキーを取りに行けるのであればスペアキーを使用しての解錠が一番好ましいです。

スペアキーが無く車内に人が閉じ込められている場合は110番や119番に連絡を最優先に行なって下さい。

車内に人がおらず、スペアキーが無い（あるいはスペアキーを取りにいけない距離）場合はロードサービスや鍵屋さんに解錠依頼の連絡をしましょう。

インロック時は冷静に順番に対処していくのが重要となります。