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鍵関連のお問い合わせをいただいた際に部品名をお伝えすると「何それ⁉︎」と部品名を伝えてもそれが何なのかが分からない事が多くお困りになるお客様が多くいらっしゃいます。
実際、鍵関連に関する知識を学ぶ事も少ないですし、鍵周りのトラブルなどを経験しないと鍵に関する知識を得る機会はほぼ無いに等しいです。
そんな方の為に、この記事では鍵関連に関する「これを知っていれば鍵屋さんに依頼の連絡をした際スムーズに話が進められる」といった鍵関連の部品名を分かりやすく簡単にご案内しています!
部品名や部品ごとの役割を知っておく事で何か鍵周りの不具合が起きた際に、どこが悪いなどが分かり何をすれば直るのかなどがとても理解しやすくなります。
知っておいて損はありませんので是非目を通してみて下さい!
鍵は皆さんが日々使用している必需品で、ご自宅の玄関や勝手口の戸締りなどに使用したり、車やバイクの扉を開けたりエンジンをつけたりとあらゆる所で「鍵」は使用されています。
分かりやすく言うと「シリンダー(鍵穴)に子鍵を差し込み操作する事で解錠・施錠できる器具」の事を「鍵」と言います。
鍵には色々な種類があり、鍵の先がギザギザしている刻みキーや鍵の表面に窪みのあるディンプルキー、鍵の表面が波模様になっているウェーブキーなどがあります。
鍵の形により防犯性などが分かり、ギザギザした刻みキーより鍵の表面に窪み波模様のあるディンプルキーやウェーブキーの方が防犯性が高い鍵となっています。
鍵は1つ1つ違う形でそれぞれ製造されている為、見た目が同じ様な鍵でも僅かな形の違いで使用できる箇所が変わります。
ですが、鍵屋さんなどに鍵を持参する事で同じ形の鍵を作成する事ができますので、紛失した鍵をそのままにしていると同じ鍵を何本も作成され、家を特定されている場合誰でも簡単に家に入れてしまう状態になってしまいます。
なので、鍵の保管には充分注意する必要があります!
鍵一式とは鍵に関する部品全ての事を言い、それぞれ部品によって役割が決まっています。
鍵一式に含まれる部品はどれも大切な役割を果たしている為、どれか1つでも欠けてしまうと鍵として正常に機能しなくなってしまいます。
鍵一式について詳しくご案内しますので、それぞれの部品の名前や役割を知り、どんな風に鍵が機能しているのかを見ていきましょう。
子鍵は鍵穴に差し込む側の鍵の部分の事を言い、普段皆さんが鍵と呼んでいる持ち歩く鍵の事を実は「子鍵」と言います!
又、マンションやホテルなどでは「マスターキー」と言われる鍵があり、マスターキーがあれば全ての部屋を1つの鍵で開ける事が可能となっておりマスターキーの事を「親鍵」と言う事がありますが、その反対に各部屋に各々決まった鍵でしか開ける事ができない鍵の事を「子鍵」と呼んだりします。
分かりやすく言うと管理者やオーナーが持つ鍵を「親鍵」と言い、宿泊者や住居人が持つ鍵を「子鍵」と言います。
子鍵には様々な形があり、王道な形の鍵をご紹介すると鍵の両端がギザギザした「刻みキー」や鍵の表面に窪みのある「ディンプルキー」が挙げられます。
刻みキーは従来の鍵で鍵の基本となる形をしており、皆さんが1番親しみのある形と言えます。
ディンプルキーは最近主流となっている鍵で、刻みキーより防犯性の高い鍵として知られており、鍵の向きに裏表がないリバーシブルタイプとなっていますので使用しやすい鍵としても知られています。
これらの鍵は名前の違う種類の鍵ではありますが、用途に変わりはなく「子鍵」と呼ばれる鍵に属します。
シリンダーとは鍵穴の付いている部分の事を言い、子鍵を差し込む受けとなる方の部品を「シリンダー」と言います。
シリンダーは日本語で「筒」という意味を表しています。
シリンダー内にはタンブラーと言われる障害物が複数存在し、タンブラーに合う鍵を差し込まないと解錠や施錠ができない仕組みになっています。
鍵を差し込む事で回るタンブラーの含まれた部品の事を「内筒」と言い、内筒の周りにある固定されている部品の事を「外筒」と言います。
内筒と外筒が組み合わさる事でシリンダーとなります。
シリンダー内にあるタンブラーの種類によって名前が変わり、ピン状のタンブラーが使用されているシリンダーは「ピンシリンダー」、ディスク状のタンブラーが使用されているシリンダーを「ディスクシリンダー」と言います。
錠ケースは扉の中に収まっている箱形の部品で「錠箱」と呼んだりします。
錠ケースにはラッチやデッドボルトが付いており、施錠や解錠を行ってくれている大元の部分になります。
子鍵をシリンダーに差し込み回す事で錠ケース内の部品が連動し、錠ケース内にあるデッドボルトと言われる部品が飛び出たり引っ込んだりする事で解錠や施錠の役割を果たしてくれます。
通常玄関に付いているタイプの錠ケースは「掘り込み型」と言われるタイプで扉の中に錠ケースが収まっていますが、面付錠と呼ばれる鍵が付いている場合は「面付型」と言われるタイプになり、扉の内側に箱型の本体部分が付いており、本体が錠ケースの代わりとなっていますので本体からデッドボルトが出る仕組みになっております。
サムターンは扉の内側に付いている「つまみ」の事を言います。
鍵を使用せず内側からサムターンを回す事で解錠や施錠を行う事ができます。
外側からは鍵穴に鍵を差し込まないと解錠や施錠が行えませんが、内側のサムターンであれば鍵を使用せずに解錠・施錠ができるので内側にいる方であれば誰でも鍵の開け閉めが可能です。
原理はシリンダー側と変わらず、サムターンを回す事で扉の中に収まっている錠ケース内の部品が連動しデッドボルトが飛び出たり引っ込んだりします。
ストライクとはラッチや施錠時に錠ケースから飛び出るデッドボルトを収める部分の事を言います。
ストライクは扉側ではなく縁側に付いている受け皿となりますので、ストライクが付いていないと施錠時に飛び出たデッドボルトは壁側に当たるだけなので施錠の意味を持つ事ができません。
又、ストライクが付いていないとラッチの引っ掛かる場所ない為扉が勝手に開いてしまったりしてしまう恐れがあります。
鍵一式には「子鍵・シリンダー・サムターン・錠ケース・ストライク」の5点が含まれており、鍵一式の交換を行う場合は5点それぞれの部品が新しくなります。
又、鍵一式の内1つでも動作不良や破損などを起こしてしまうと鍵としての使用が困難になります。
鍵一式を個々に分けて起こりうる可能性のある動作不良の内容を簡単にご紹介します。
子鍵の場合は子鍵自体が曲がっていたり・傷ついていたりするとシリンダー内のタンブラーが正規の子鍵と判断せず回せなくなる事があったり、使用している内に子鍵が折れてしまう事があります。
そうならない為には子鍵の使い方を優しくしたり、曲がったり傷ついている場合は予備の子鍵を使用したり合鍵を作成して合鍵を使用する様にし、不具合のある子鍵は極力使用しない様にしましょう。
シリンダーは常に外側に設置されており、汚れやゴミなどが入りやすい環境にあります。
その為、数年使用していると汚れ込みによる影響で鍵が回しづらくなったり・回らなくなったりといった不具合を起こす事が多いです。
不具合を防ぐには日々の手入れが必要となります。
掃除機で鍵穴部分からゴミや汚れを吸い取ったり、シリンダーの分解洗浄を行う事で不具合を未然に防ぐ事ができます。
サムターン側のみが動作不良を起こす事はほとんど無く、サムターンの動作不良が伴う場合は基本的に錠ケースの動作不良が原因な事が多く、サムターン側に回しづらさを感じる際はシリンダー側も回しづらく感じたりする為、錠ケース側の問題が原因となる事がほとんどです。
錠ケースもシリンダー同様で錠ケース内に汚れやゴミが蓄積し、動作を妨げてしまい動作不良を起こします。
なので、こちらもシリンダー同様に錠前の分解を行い錠ケースを取り外しての洗浄などが必要となります。
長年お住まいになっていたり新居に住まいたての場合によく起こりうる内容としてストライクの位置ズレがあります。
ストライクの位置がズレていると錠ケースから出ているラッチやデッドボルトがきちんと収まらない為施錠を行う事ができません。
又、ストライクの位置がズレていると鍵を回しても鍵が途中で止まってしまうといった現象が起こります。
未然に防ぐ方法は毎日ストライクとデッドボルトの位置を確認するしかありませんが、そんな面倒な事をしている人は多分いません。
なので、ストライクが動作不良の原因だと分かる方法として鍵が少しでも回しづらいと感じた際は1度扉を開けた状態で鍵の開け閉めを行ってみて下さい。
扉を開けた状態でスムーズに鍵の開け閉めができる様であればストライクの位置ズレが問題の可能性が高いです。
鍵屋さんにお問い合わせをいただく中で「錠ケースって何ですか⁉︎」や「鍵一式の交換て何を交換するんですか⁉︎」など部品を知らない方が多い為、口頭ではほとんど理解していただけない事が多いです。
実際に作業をする中で部品をお見せしながらご説明する事も多く、お客様も知らない部品名が出てくる事から怪しい鍵屋さんじゃないかと疑われる事も少なくありません。
部品名や鍵の仕組みを理解しておく事で実際に鍵が不調になった際に何が原因で不具合が起きているのかをすぐに理解する事ができ、鍵屋さんに依頼する際はとてもスムーズになりますし、鍵の仕組みを理解している様であればご自身で手入れする事も可能です。
ご自身で手入れされる場合は鍵の種類別に錠前の取り外し方などを記載しているページがありますので是非そちらを参考にして見て下さい。