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「鍵の紛失」や「鍵の不具合」などで玄関の鍵を開けられなくなってしまった場合、お近くの鍵屋さんやできる限り安いお値段で解錠を行なってくれる鍵屋さんを探されると思われます。
鍵の解錠で掛かる費用や相場はもちろんの事、いざ鍵屋さんに依頼して来てもらったが玄関に付いている鍵が開けられないタイプの鍵で壊さなきゃいけないなんて事が多々あります。
そうならない為にもまずはご自宅に付いている鍵がどのタイプなのか、解錠ができるタイプの鍵なのかなどをご案内します!
ピッキング解錠とはそもそもなんなのか。
ピッキング解錠とは鍵穴から鍵を使用せず、特殊な工具(ピッキングツール)などを入れシリンダーの中(鍵穴の中)を操作し解錠する事を言います。
鍵屋さんが鍵を紛失して家に入れなくなってしまった人などの為に行う方法ですが、その方法を学び悪用する方が増え一時期はピッキングによる空き巣などの犯行が多くありました。
以前ほどではありませんが、今でもピッキングのしやすい鍵を狙っている悪い人達もいます。
ですが昨今では防犯性の高い鍵(ディンプルキー)などが多く普及されピッキングによる被害が減っているのもまた事実です。
防犯性の高い鍵が付いている場合は、鍵開けのプロである鍵屋さんでもピッキング解錠を行うのは困難です!
ピッキング解錠ができない場合は鍵を壊すしかないのか。
そうではありません!
ピッキング解錠ができない場合は他の方法で解錠を行います!
特殊解錠はピッキング解錠が行えない場合に行う方法です!
特殊解錠とは何かというと、特殊器具を鍵穴からではなく扉のとある箇所から室内側へと入れ、室内側にあるサムターン(鍵の開け閉めを行うつまみ)を直接回して解錠を行う方法(サムターン回し)の事を言います!
主に集合住宅で行う事が多く、防犯性の高い鍵が付いていてピッキング解錠が行えない場合この特殊解錠の方法で解錠を行います。
しかし、この特殊解錠の方法も悪い事をする事に使用している人が多々居た為、現在はサムターン回し防止用のツールや取り外し可能なサムターンなどが多くありますので、これらのサムターン回し防止用の物が付いている場合は特殊解錠を行うのが困難になります。
なので鍵屋さんに解錠のご依頼をされる際は「ピッキングのできる鍵」なのか「特殊解錠ができる鍵」なのかを把握しておくと「鍵を壊さなきゃいけないっ‼︎」なんて事が土壇場で起こる事を防ぐ事ができます!
ディスクシリンダーは現在では見かける事が少なくなってきましたが、少し前までは鍵といえばこの形!となる様な代表的な鍵のひとつになります!
鍵穴が縦に向いており「く」の字の様な形をしているのが特徴的で、鍵自体は両側がギザギザしております。
製造元は【MIWA】で、純正の鍵には【MIWA】の刻印が入っています。
このディスクシリンダーは長い間多くの場所で採用され使用されてきましたが、作りがシンプルという事もありそのシンプルさから防犯性の甘さが欠点となり今では完全に廃番となっております。
廃番になってはいますが、数十年と住まわれている家にはまだディスクシリンダーが付いている事がありますので、もしご自宅の鍵がディスクシリンダーである可能性があるのであれば新しい鍵に変える事をオススメします!
ピンシリンダーも鍵穴の向きは縦向きになっていますが鍵自体ギザギザした部分が片方にしかなく、鍵穴も真ん中から上にかけて掘られております。
ピンシリンダーは【GOAL】や【SHOWA】などで採用されている鍵で、コチラも防犯性の低い鍵として知られております。
ですが最近では改良されたピンシリンダーも多く存在している為、一概にピンシリンダーだから防犯性が低いとは言えません。
しかし、ディンプルキーやウェーブキーなどの防犯性に特化した鍵に比べるとやはり劣る部分がありますので、ピンシリンダーの鍵が付いているご自宅は防犯性を見直すのもいいかもしれません!
ディスクシリンダーやピンシリンダーであればピッキングによる解錠を行える事が多いので、解錠のご依頼時には鍵の形や特徴を鍵屋さんに伝えていただければすぐに解錠可能かどうかを教えてくれると思います!
また万が一ピッキング解錠が困難でも特殊解錠を行える場合がありますので、サムターンの形(丸くなっていないか)やサムターン回し防止用のグッズなどが付いていないかを把握しておきましょう!
ロータリーディスクシリンダーは【MIWA】が製造する鍵で、鍵の形状は両端がギザギザしているタイプの鍵になりますのでディスクシリンダーに少し形状が類似します。
シリンダーの鍵穴部分は横向きで「w」の形をしているのが特徴的です。
このロータリーディスクシリンダーはディスクスリンダーを改良した鍵で、防犯性はディンプルキーにも匹敵すると言われています。
シリンダー内の構造はディスクスリンダーと似た構造をしているが、改良と同時に「ロッキングバー」と言われるパーツが加わった事でより防犯性を向上させました。
数十年前から使用している両端がギザギザした鍵はディスクシリンダー、数年の間で使用し始めた両端がギザギザした鍵はロータリーディスクシリンダーになります。
鍵穴の形が「く」の字か「w」かで見分けるのが一番分かりやすいです。
ディンプルキーは防犯性の高い鍵として大々的に知られている鍵で、鍵の表面にくぼみがあるタイプの鍵の事を言います。
ピンシリンダーの構造を複雑な作りにした鍵がこのディンプルキーになります。
シリンダー内の構造が複雑で繊細な作りになっていますので、ピッキングで解錠を行うのがとても困難です。
ウェーブキーも防犯性の高い鍵のひとつで、鍵の表面が波型に掘られております。
ディンプルキーと違う点はシリンダー内の構造の仕組みにあり、ディンプルキーはピンシリンダーの作りを複雑にした鍵ですので、仕組みはピンシリンダーと変わらず「ピン」を使用しています。
ですがウェーブキーはピンを使用しておらず「サイドバー」と言われるものが使用されています。
サイドバーとは特殊な金属部品の事で、このサイドバーがシリンダー内に組み込まれている事でピッキング解錠を困難にしています。
ディンプルキーもウェーブキーも防犯性が高いとして知られていますが、その分価格も高くなっています。
ですが、その防犯性は確実なものでこれらの鍵を不正解錠しようとする人は居ないに等しいです。
電子錠は鍵穴が存在しない為ピッキングの概念がありません!
その為、電子錠が取り付けられている場合は特殊解錠が行えるかどうかになります。
絶対に解錠できない訳ではありませんが、特殊解錠で開ける事ができれば正直ラッキーです。
扉によって特殊解錠ができるできないがあり、できない場合は扉側からの解錠方法が完全に無くなってしまいます。
こうなってしまうと鍵や扉以外(勝手口や窓)からの開錠か、鍵を壊しての解錠(破錠)が必要となります。
電子錠を取り付ける事で鍵を無くす心配がなかったり、開錠・施錠が楽になったりと色々なメリットがある反面、動作不良が起きてしまったり電池切れで突然使用できなくなった場合、解錠方法が限られ壊さなくてはいけないリスクが高くなります。
電子錠が付いている方は開錠のご依頼時に破錠になる可能性を知っておきましょう。
玄関の鍵解錠には「ピッキング解錠」と「特殊解錠」がありますが、それぞれの方法で費用が異なる事はなく、玄関の鍵解錠にかかる費用は同一価格で解錠を行う事ができます。
ピッキング解錠ではピッキングツールを使用し鍵穴からの解錠を行います。
特殊開錠では特殊器具を使用し、サムターンを直接回し解錠を行います。
それぞれ解錠にかかる費用は1箇所につき¥16,500〜22,000円程になります。
複数箇所のピッキング解錠や特殊解錠を行う場合、扉に付いているピッキングを行う鍵の数×費用となりますのでご注意ください!
戸建にお住まいの方が鍵の解錠依頼をした場合、玄関の鍵がピッキング解錠できる鍵かどうかの確認を行い、できない場合は特殊解錠を行うのですが、戸建の玄関扉は特殊解錠を行えない扉が多くあり玄関扉からの解錠は困難になります。
その場合次に確認するのが「勝手口」になります。
勝手口の扉には玄関扉に比べ比較的ピッキングのしやすい鍵が取り付けられている事が多い為、ピッキング解錠を行える事が多いです。
その為、玄関扉側からの解錠が難しい場合には勝手口からの解錠を行わせていただきます。
勝手口の解錠に関する記事は下記記事タップにてご覧下さい!
最近では防犯性を気にされる方がとても多くなり勝手口にも防犯性の高い鍵を取り付けている方が増えています。
勝手口の鍵も防犯性の高い鍵が付いていてピッキング解錠や特殊解錠が行えない場合、あるいは勝手口が無いご自宅の場合、次に確認するのが「窓」です!
窓の解錠は特殊解錠にあたり、最終手段とも言えます。
窓といっても全部の窓を開ける事はできません。
解錠可能な窓があるかどうかの確認を行った末、解錠可能と判断できれば窓からの特殊解錠を行います。
窓の解錠に関する詳しい情報は下記記事からご覧下さい!
これまで紹介した「ピッキング解錠」や「特殊解錠」ができない、できなかった場合は鍵を壊して開ける方法「破錠」を行います。
破錠を行う事は基本的にはなく、なるべく鍵を壊さずにどうにか鍵を開ける方法を考えさせていただきますが、どうする事もできない時は破錠を行うしかありません。
破錠を行う際はその場で鍵の交換が必要になってきますので、破錠行う作業代+交換を行う作業代+部品代がかかってきます。
交換を行わない場合はもちろん解錠代のみとなります。
破錠では電動工具を使用し鍵の部分だけを削り、強制的に鍵を操作出来る所まで削ったら素手で操作し解錠を行います。
※破錠後は確実に元々の鍵は使用できなくなりますのでご了承下さい。